2026年7月20日更新 / 週次業界ニュース

避難所トイレの「数」と「質」を考える最新動向|2026年7月第3週

今週は、株式会社ビー・エス・ケイ(BSK)が7月14日に公開した災害時トイレの発信と、日本トイレ研究所が案内する8月7日の「災害時のトイレ下水道フォーラム」を確認しました。避難所トイレは、必要数の確保に加え、清潔さ、明るさ、臭い、広さ、使いやすさ、設営・清掃・汲み取りまで含めて比較することが重要です。

要約

避難所トイレは「方式の組み合わせ」と運用で選ぶ

国土交通省の「マンホールトイレ整備・運用のためのガイドライン」では、発災直後から復旧まで、携帯トイレ・簡易トイレ、マンホールトイレ、仮設トイレ、トイレカー・トイレトレーラーなどを組み合わせ、切れ目なくトイレ環境を確保する考え方が示されています。

方式ごとに、使用開始までの時間、下水道や洗浄水の条件、搬入経路、必要な人員、し尿処理、照明・施錠、要配慮者への対応が異なります。製品単体の価格だけでなく、設営から撤去までの運用条件を同じ表に並べると、自治体・施設・イベント主催者が判断しやすくなります。

BSK・BSJ関連トピック

株式会社ビー・エス・ケイ(BSK)は2026年7月14日、公式noteで能登半島地震時の仮設トイレ供給を振り返り、災害時に使いたいと思えるトイレ環境を確保する重要性を紹介しました。企業発信であるため、個別の主張は国・自治体・業界団体の資料と照合しながら、選定時の確認材料として扱います。

株式会社BSJレンタル東京はBSKとは別法人で、公式会社概要ではBSKを関連会社と説明しています。今週の重点監視では、BSJ単独の7月14日以降の新規公式発信は確認できなかったため、BSKの発信と混同せず、既存の製品・レンタル情報も別々に確認します。

8月の業界フォーラムで注目したいこと

日本トイレ研究所は、2026年8月7日に東京ビッグサイトで「災害時のトイレ下水道フォーラム」を開催すると案内しています。障害当事者団体と、マンホールトイレ整備を進める自治体の視点を交え、質の高い災害時トイレ環境を議論する予定です。

今後の比較では、設備の有無だけでなく、当事者が安全に使えるか、誰が設営できるか、訓練で手順を確認しているか、停電・断水・下水道被害時に代替手段があるかを確認することが重要です。

比較で見るべきポイント

  1. 初動:発災直後に何人が、何時間以内に使い始められるか。
  2. 設備条件:水、電源、下水道、搬入路、設置面積が確保できるか。
  3. 衛生運用:清掃、消耗品、汲み取り、廃棄、故障対応の担当が決まっているか。
  4. 安全性:照明、施錠、男女別・多目的表示、夜間動線、見守りに配慮しているか。
  5. 利用者配慮:高齢者、子ども、女性、障害者、介助者が無理なく使えるか。
  6. 調達体制:備蓄、レンタル、自治体間支援、民間協定を組み合わせているか。

参考リンク

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製品だけでなく、設置・運用・撤去まで比較

用途、人数、期間、設備条件を整理し、必要なトイレ方式と管理体制を同じ軸で確認しましょう。

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